耳の後ろ

耳の後ろから出る加齢臭の原因と、手軽にできる対策方法を紹介します。見落としがちな部分なので、日頃から意識することが大切です。

耳から加齢臭が出るワケ

耳の後ろから加齢臭が出る原因について説明していきます。

においのもととなる汗は、分泌される器官によって大きく二つに分けられます。

◆エクリン腺

全身のほとんどにあり、体温を調節するための役割を果たします。人間のかく汗のほとんどはエクリン腺によるもので、約99%が水分で構成されており、塩分やカリウムも含まれています。ここから分泌される汗はほとんどにおいがしません。

◆アポクリン腺

耳の後ろや脇などにあり、緊張や過度なストレスを感じた時に、汗が分泌されると言われています。脂質やたんぱく質、アンモニアなどを含んでおり、臭いの強い汗を分泌します。

耳の後ろにはアポクリン腺が多いので、イヤな臭いを発しやすいようです。加齢臭の大きな原因である皮脂腺も多く存在するので、放っておくと様々な臭いが混ざり合って、より強い臭いが生み出されてしまいます。

首元や背中にも皮脂腺があり、加齢臭のもととされています。

洗いにくかったり、おろそかになりがちな箇所は、においを発しやすい環境になってしまいます。

香水を耳の後ろにつける人が多いことからも、香りが立ちやすく、周囲に届きやすい箇所だと言えるので、注意が必要です。

耳からのにおい解消法

耳にはにおいを発生させる要因が数多くあります。こまめにケアしてあげることで、対策だけでなく予防にもつながりますよ。

◆意識的に洗う

耳の後ろが臭う人のほとんどは、意識的に洗えていないことが多いようです。

つい忘れてしまったり、洗い残しが心配な方は、お風呂に入ったとき、最初に洗うように意識してみることをおすすめします。続けていくと、耳から洗う習慣を身につけられるでしょう。

耳の後ろだけでなく、耳全体もにおいのもとになるので、入念にもみこむように洗いましょう。耳は入り組んでいるので、洗浄剤や泡のすすぎ残しがないように。流す際は耳の中に水が入らないように注意しましょう。

◆定期的な耳掃除

耳の中にある耳垢もにおいの原因になります。耳には皮脂腺だけでなく、耳垢腺があります。耳垢腺は耳の穴の入り口から約1㎝までしかないので、その辺りを意識して掃除しましょう。奥まで掃除しようとすると、耳の内部を傷つける恐れがあるので注意してください。湿らせためん棒などで、入り口を拭き取るような感覚で掃除するとよいでしょう。耳垢を奥に押し込まないようにするのがポイントです。

◆半身浴

意識的に汗をかくことで、皮脂に含まれる脂肪を減らす効果があります。

水やお茶など、水分補給ができるものを手元に置いておきましょう。お湯の位置は、ラクな姿勢をとった時におヘソの下あたりに来るように。汗がふき出てきたら、水分を補給しましょう。発汗がより促進されます。

湯船に浸かっているうちに水温が下がってくるので、フタをかぶせたり、お湯を入れたりして、こまめに温度調節するとよいでしょう。保温効果が高まるので、塩を入れるのもおすすめです。

大切なのはムリをしないこと。適度に汗をかいて水分補給するようにしましょう。危険なので、食後や飲酒時は避けて行ってください。

真の加齢臭対策は体内から

加齢臭対策には、臭いの原因にあたる皮脂の過剰分泌や、活性酸素の発生を抑えることがなにより重要です。耳の後ろから出る加齢臭対策をいくつか紹介しましたが、臭いのもとを絶たないと、延々とケアを繰り返すハメになってしまうことも。

体内から臭いの原因を抑えることで、身体の部位すべてに効果が期待でき、加齢臭そのものを解消することにつながります。

適度な運動や、栄養バランスのとれた食生活など、体内からの改善を進めていくことが、本当の意味での加齢臭対策だと言えるでしょう。