口臭が加齢によって起こる仕組みと、予防・対策方法を紹介します。歯磨きも大切ですが、それ以外の対策方法にも注目してみました。

加齢が口臭に影響する仕組み

年を重ねると口臭がキツくなると言われていますが、その原因はさまざまです。

以下に主な3つの原因をまとめました。

1.悪玉菌の増加

腸内環境を左右する腸内細菌は、口臭に大きく関係しています。

年を重ねると、腸内の善玉菌が減り、悪玉菌は増える傾向にあります。悪玉菌は、刺激臭を放つアンモニアやメタンガスなどを発生させる性質を持っているので、加齢によって起こりやすい口臭原因のひとつと言えます。

2.肝機能の低下

肝臓の機能が加齢によって衰えてくることも原因の一つです。アンモニアや尿素など、刺激臭を発する毒素を分解する力が弱まり、分解しきれなかった毒素が血中から肺に入り込むことで、口臭につながってしまいます。

3.唾液の減少

唾液には殺菌作用があり、口内の衛生を守る役割があります。加齢によって唾液の分泌量が減少すると、細菌が増えやすくなり、口の中も乾燥しやすくなるので、臭いのもととなる細菌が活動しやすい環境になってしまいます。

加齢による口臭への効果的な予防・対策法

腸内環境の改善や肝機能の向上など、加齢からくる口臭に効果的な予防・対策方法をまとめたので、ぜひ役立ててください。

◆水分をこまめにとる

口内の乾燥を防ぐために、マメに水分を摂るようにしましょう。少なくなった唾液の代わりに、細菌の活動や繁殖をある程度抑えてくれます。

余分な栄養を摂らないように、飲料は水にしておくのが無難ですが、緑茶もおすすめです。緑茶には抗菌作用をもつカテキンが含まれているので、口臭予防の効果がより期待できます。

水分を過剰に摂取すると、胃酸が薄まり、下痢・胃もたれの原因になります。そのほかにも血圧上昇や冷えなど、身体に支障をきたす恐れがあるので、くれぐれも渇きを潤す程度に。飲みすぎには注意しましょう。

◆有酸素運動

適度な有酸素運動は、腸や肝臓の動きを司る自律神経の向上にもつながります。ウォーキングやサイクリング、スイミングなどから、自分が始めやすい・続けられそうなものを選ぶとよいでしょう。

通勤や帰宅時にひと駅分手前から歩いたり、エスカレーターやエレベーターを使わずに、なるべく階段を使ったりと、身体を使うことを意識しながら生活することも有効です。

◆乳酸菌を摂取

乳酸菌を摂取することで、腸内環境の改善が見込めます。善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を摂取することは、ニオイのもととなる悪玉菌を減らすことにつながります。

日頃の食生活でも、脂っこい食事は悪玉菌の増加につながるので、野菜を多く摂ることも大切です。

ヨーグルトやキムチなどの食品のほか、乳酸菌を含んだサプリメントもあるようなので、生活スタイルにあった方法で積極的に摂取していきましょう。